基礎知識

【襦袢ってなんだ?どういう役目?】襦袢を”シンプル”に解説します!

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こんにちは 志方です。

“着物”を着るうえで必要なものの一つに【襦袢】があります!

「じゅばん~?それってなにに使うの?」

なんて思いますよね?着物や足袋とかは日常でも耳にしますけど、襦袢は聞くことがないですよね。

そんな襦袢…

“着物”ではとても大切な役目があります!

  • 襦袢の役目って?
  • どんな種類があるの?
  • 襦袢の付け方ってなにかあるの?

などなどお伝えしていきますよ~!

そもそも襦袢ってなに?

着物用の肌着・下着のことです。

…といっても仕方がないですよね。元々はポルトガル語のgibaoという言葉がなまって”襦袢”になったのです。

西洋の文化にも下着はあったでしょう。日本の生地とは違ったものだから改めて聞く必要があり、それが時代とともに変わっていったのでしょう。

襦袢の役目ってなに?

襦袢の役目はいくつかありまして…

  1. 肌着・下着として着用する
  2. 着物じたいに汚れが付かないようにする
  3. “半襟”と呼ばれる汗のかきやすい部分の汚れ防止

が挙げられます。

肌着・下着として

今現在、男性はトランクスやボクサーパンツなどを履くことが多いですが、当時は半襦袢(↓襦袢の種類で改めて解説します。)と褌(ふんどし)が下着だったのです。

着物じたいも汗の吸収などはしてくれますが、あくまで襦袢をかいしてしてくれることです。

直接着物を肌の上から着るものといえば…そう。浴衣ぐらいになりますね。

浴衣は元々は「ゆかたびら」と呼ばれるお風呂上りようの着替えで、今だとバスローブ的な感じでしょうか?

着物じたいに汚れがつかないように

着物でも、特に正絹(しょうけん)は簡単には洗えない素材です。

基本的には専門店(クリーニング屋さんではなくて、着物の洗濯専門です。)にお願いして洗ってもうらことになります。

着物は汗染みなどが時間の経過とともに見えてきてしまいます。

そんな内側からの汚れを防止する目的で襦袢を着用しますね。

“半襟”と呼ばれる部分の汚れ防止

襦袢には”半襟”と呼ばれる首元からチラリと見える部分があります。

とくに首回りは汗をかきやすいので、このあたりが大変汚れ易くなっています。

そこで!この首回りは洗いやすくしていたり、厚みを持たせていることが多いです。また、半襟はワンポイントとして使われるのでちょっとしたアクセントになりますよ♪

襦袢の種類は?

今現在、襦袢には3種類ほどありまして

  1. 長襦袢
  2. 半襦袢
  3. 肌襦袢

の3種類があります。

それぞれを解説していきますね!

長襦袢

形はほとんど着物といっしょです。

着物の内側に着るので、一回り小さいサイズになっています。半襟、袖口、裾回りがチラリと見えることに趣があると言われています。

正絹とウールの素材が一般的となっています。

半襦袢

長襦袢の丈が短いものになります。

長さとしては腰骨ぐらいまでの長さでTシャツ感覚で使えるのが特徴です。この場合、下はなにも履かないわけではなくて

ステテコや裾除けと呼ばれるものを使用します。着物が直接肌に触れてしまうのを防止するためですね。

肌襦袢

素肌の上に着る肌着の役目です。

上記の長襦袢や半襦袢と違い、半襟ではなく細襟と呼ばれる幅2cm程度の襟がついています。

この肌襦袢の上から着物を着ることはなく

肌<肌襦袢<長襦袢or肌襦袢&ステテコ等<着物

といった順番になりますね。

襦袢の着付けの仕方って?

長襦袢、半襦袢ともに着物を同じように巻き付けていきますが…この時は“腰ひも”と呼ばれるものを使います。

腰ひもは着崩れを防止するために欠かせない道具となっており、特に襦袢の際は必要になってきますね。

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巻き付け方はまた別で紹介してきますね♪

「いちいち腰ひもやるのも面倒!なんか楽なものはないの!?」なんて思ってませんか?

そんな都合いいものが…

あるんです。

Tシャツ型の襦袢というのがあって洋服のTシャツと同じように着られるので大変便利ですよ!

志方もほとんどTシャツ型襦袢を使っていますし、愛用しています。なぜなら、着崩れしてしまったときに長襦袢・半襦袢だと直さなくていけないです。

しかし、Tシャツ型襦袢は着崩れる心配がないので楽ちんなんですよ♪

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終わりに

襦袢を着物を着るうえでは欠かせない大切なアイテムのひとつです。

着物を大切に、長く使っていくには襦袢がとても大事です。また、半襟は男性着物においてアクセントとなるオシャレポイントなので人と違ったコーディネイトの際は重要ですよ!

着心地には襦袢を、オシャレには半襟を。

上記を意識しつつ着物を楽しみましょう♪

ではでは。