こんにちは 志方です。
今やインターネットで気楽に着物がかえちゃう時代ですよね。
それでも「わざわざ実店舗に行く必要ってあるんですかね?」なんて声が聞こえてきそうです。
しかし…実店舗でしか知らない情報や、行ってみてわかることがあります!
今回は”あるもの”を目的に銀座にお店を構える。
に行ってみました!
男きもの たけもとって?
2006年から男性専門の着物取り扱い店を始め、
オーダースーツを16年
男の着物を12年
取り組んできた店主の竹本信次さん
「自分が買えないようなムダに高い着物は売りたくない」
「自分が買わないような安っぽい着物は売りたくない」
と言っていて
素材や生地を大事にしながら真摯に男性向けの着物を扱ってくれる。
そんなお店ですね。
創業当初は東京・月島でやっていて、今は銀座の歌舞伎座タワー近くに移転しています。
実際に行って知りたかったことって?
今回行ってみて知りたかったこと…それは
木綿の生地ってどんな感じなのか?
値段っていくらぐらいなのか?
中古の品はあるのか!?
というところですね。
木綿の生地ってどんな感じなのか?
2月現在僕の手元にある着物は”正絹”(しょうけん)と呼ばれる絹製のものがおおいんですよ。
絹のものって触り心地がものすごくなめらかで、光沢があり、高級感があるので所有しているのが溜まらないぐらい素敵なんですが…
そんな正絹も扱いにくいことがあって
家庭で洗濯ができないんです。
簡単な範囲はできると聞いたことがありますが…汚してしまったら専門店に頼まないといけないんですよ。
日常的にほいほい着れるようなものではないんですね。
なので!
着物の日常着・普段着と言われている木綿製品がどんなものなのか聞いてみようと思ったんです。
木綿ってどんなものなのか?綿=コットンなのですが、ふだん触れるコットン製品って糸の太さや織り方で全然違うんですよね!
「着物で使われる綿の触り心地ってどんなものなのかな?」
気になったので見てみようと思ったのです。
値段っていくらぐらいなのか?
男性の木綿製品って…数がかなり少ないので値段がわからないんですよ。反物と呼ばれる着物のもととなる生地の塊も…なかなか高いんです。
仕立て代がどうしてもかかってしまうので反物+仕立てでいくらになるのか?
木綿で着物を作るとどうなるかも気になっていたのです。今だとポリエステルの製品だとかなり安く手に入るので
着物始めてみたい人にとって“洗える”って大きな安心感につながるので、調査してみます。
中古の品はあるのか!?
これが…かなり気になってます。
正絹の着物は”シンエイ”さんで購入させていただいたのですが…木綿やウールのようなふだんぎ着物をなかなか見かけなかったので中古があればみてみたい
あわよくば買ってしまおうかと画策してまして(言い方がやらしいのはご愛敬)
正絹はアホみたいにみかけるのに、木綿がないのはなぜなのか?というのも含めてみてこようと思ったのです。
実際に行ってみた!
日比谷線の東銀座駅A5番出口から徒歩1分ほどのところにあります。
ビルの3階にあるのですが…階段しかないので上がるのがやや面倒ですね(;^_^A
店内はスペースの中央に帯などの小物類があり、入り口左手には反物が、右手には浴衣や冬物のコート類。反物の反対側に中古やめずらしい生地を扱っています。
写真がないのは…店主の竹本さんと1対1でお話してたので撮りたいと言いづらかっただけなんですよね。
竹本さんはおおよそ身長175ぐらいで穏やかで、ときどき微笑むような感じでお話してくれるステキな方でした。
気になっていた上記の3点のことを伺うと…
・木綿の生地
→着物で使われるのはおいてある感じのやや柔らかく、ふわっとしたものが着物の反物として選ばれることが多いと。
洋服のコットンは種類が多すぎるのでどれを選べばいいのかは難しそうでした。
・値段っていくら?
→反物で安くて24000円ぐらいから。仕立て代と湯通し(木綿のような生地は水にさらすことで縮んでしまうので、それを防ぐために最初に水に通す作業のこと)がだいたい20000円ぐらいで、合わせて44000円ぐらいからとのこと。
・中古のものって?
→着物において価値が高いのが正絹のもの。買取業者から買い取ったりしているが木綿はほとんど出ないそう。なぜなら買い取って販売してもそこまで高くならないからビジネス的なうまみはないから
個人で買い取るとたまーにあるが、本当にまれなんだそう。
懇切ていねいに教えてくれました。竹本さんありがとうございました。
話をしていると面白い生地を見せてもらえました。
それは…
ジョルジオ・アルマーニの生地!!
多くの方が聞いたことがあると思いますが、スーツで有名なあのアルマーニです。変わり種としても扱っているそうです。
また、着物で有名な○○紬や○○織よりも!“アルマーニ”といった方がわかりやすいそうです。
木綿やウールなどの”反物”って伝統的なデザインのものが多く、竹本さんとしてもつまらないので海外の生地を取り入れてるそうです。
いくつか見せてもらいまいしたが…めちゃくちゃオシャレな生地でした!これで着物作ったらたまらないだろうなぁと感じましたね。
終わりに
今回はとくに買い物はしませんでした!
木綿の実情などが知りたかったので良かったです。それだけでなくて着物の買い取り事情による生地の情報が知れたのは大きな収穫でした。
アルマーニでの着物…値は張りますが興味が出てきている自分にビックリしてます(笑)
初めての着物…というよりは誂える着物を竹本さんに相談すればたくさんのアドバイスを頂けるのでオススメですよ!
ではでは。