洋服でもウールは寒い時期に活躍してくれますよね♪
こんにちは 志方です@S_tomokastu
今回はウールの着物について…
- ウールってどんな素材?
- ウールって洗えるの?
- ウールでも初夏で使えるってどういうこと?
と思ってる方に対して記事を書きました。
ウールっていうと…保温性が高いイメージがありますよね。
と、僕自身も思ってました。
ウールの特性と真逆なものでもあるのかな??かと思い、ウールの特徴含めて調べてみると…
- 基本的にウールは秋、冬、春の3シーズン向け
- 虫食いが絹以上にあるので注意する
- 夏向けの織り方をしたサマーウールというのがある!
ということが分かりました。
ウールの特徴や、洗濯での注意点などお伝えしていきますね
目次
ウールってどんな素材なの?
ウールは羊の毛からできている自然素材のものになります。
着物においては昭和中期にブームがありまして、今はその時よりは落ち着いている感じですね。
実はウール素材の特徴は寒い時期だけではなく…
冬は暖かく夏でも涼しいという、チートの様な性質をもっています。それだけでなく、型崩れやシワになりにくく、汚れにも強いなども…!!
保温性
ウールの繊維には縮れがあるのでたくさん空気を含み、保温効果が高いのです。
撥水性があるので汚れにくい
ウールにはすぐれた撥水性があり、雨や水滴、泥などの水溶性の汚れを弾くため汚れが付きにくくなっています。
夏でも涼しい
サマーウールというものがありまして、夏向けの織り方をしているものは、、、
- 撥水性の良さ
- 吸湿性の高さ
の特徴を上手く活かしつつ、着物向けのサマーウールは洋服で使われるものよりもより薄い仕立て方になっています。
型崩れしにくい
ウールは弾力性に富み、型崩れやシワになりにくい素材なんです。
回復力が強く、シワになっても蒸気を当てると簡単に戻る性質があります。
ウール素材のデメリット
毛玉ができやすい
ウールは人の髪の毛のようにうろこ状になっています。
そのため、他の繊維に比べてからみやすく毛玉になりやすいのです。着物の面積は洋服と比べても広いので細かな確認が必要になりますね。
洗濯はできるが注意点も
撥水性に優れているとはいえ…いつまでも水にさらしてても全く平気なわけではありません。
特に洗濯においては水温や洗い方によって縮みやすい素材。自宅で洗濯するときは、脱水の時間を短めにするようにして行いましょう。
虫食いに注意
ウールは絹以上に虫食いにあいやすい素材です。衣替えなどで保管する際は
- 保存前の手入れをしっかりする
- 湿気を飛ばす
- 防虫剤を入れる
のは念入りにやっておくことで、大切な着物がいつまでも保てますよ♪
洗濯の時に気を付けること
ウールは撥水性があるものの、長時間水につける状況だとそうはいきません。
日常生活だとそこまでなさそうですが…こと洗濯の際は気を付けないといけません。
ウールの洗濯時に気を付けること
- オシャレ用の洗剤を使います。素材の良さを残すためでもあるのでケチらないようにしましょう。
- 洗濯する際は洗濯ネットにたたんで”オシャレ着洗いコース”などを選択しましょう。
- 先ほども申し上げましたが、脱水は短めの時間で1分程度で大丈夫です。
- その後干して、シワがあればアイロンをかけたりしてもいいですよ♪
ウールは洗濯自体はできますが、木綿やポリエステルよりも気をつかう部分があるので注意しましょう!
ウールってブランドとかはあるの?
いくつか調べてみましたが…絹や木綿などと違って有名ブランドがある訳ではないですね。
また、新品よりは中古市場がメイン(楽天などで「ウール着物」と検索しても、新品の数が多いわけでなかったです。)なので新しく作るということが難しい部分もありますね。
終わりに
ウール=冬のイメージがあった僕としては驚きでした…
特にサマーウールは生地の特性を生かしつつ、夏に最適な織り方で不快感をなくす努力は大変すばらしいなと思わされました。
ただ、盛夏には向かないそうなので夏には夏向けの着物が適しています。
ウールが3シーズンなら、サマーウールは5~10月の気温が高くない日がオススメな気がします。
気温や天候をうまく使い分けて、着物の素材を選んでいきましょう♪
ではでは。