見慣れないものは名称などもわかりづらくなりますよね。
こんにちは 志方です@S_tomokastu
着物を始めるのに必要なもののひとつに…履物があります。
僕は高校生の時に弓道をやっていたので、雪駄などの名前も自然と知っていましたが…
- なんて呼び方なの?
- 使い分けとかあるの?
- そもそもどういう違いがあるの?
などなど…わからないこともありました。
「下駄とかあればいいんじゃないの?ほかに何かあるの?」なんて思うかもしれません。
洋服でもそうですが、着物にもTPOがあるのでそのあたりも含めて解説していきますね。
着物におけるはきものには
草履(ぞうり)
雪駄(せった)
下駄(げた)
の3種類があります。
それぞれ違いがあり、使えるシーンも変わってくるので
- どういったときに使えるのか
- 礼装ようのものはどういうのか
- 履物で有名なところはどこ?
などお伝えしていこうと思います。
特に!!形が似ている“雪駄”と”草履”の違いに触れていこうと思います。
雪駄と草履の違いは?
↓の方で詳しく解説してはいきますが…実は現代において雪駄と草履の差はあまりなくなってきている状態です。
ネットで「男 草履」と検索してみても…
や
などの”雪駄”が非常に多く、↓のような
“草履”はなかなか見つからないのが現状です。
なぜか?
それは雪駄と草履をほぼ同じ形。つまりは用途も似せやすいと言えるから、雪駄を礼装である草履に近づけることもできるからです。
本来、雪駄は草履の1種でした。しかし、時代の変化とともに区分けされているように感じます。
着物における履物って?
「オシャレは足元から♪」
って洋服でもききますよね?それは和装でも同じなんですよ!
和装における足元のオシャレ…冒頭でもかきましたが改めて
- 草履
- 雪駄
- 下駄
の3種類になります。
ひとつずつ違いがあるので説明していきますね。
草履
正装や礼装に合わせるときに使うもので、畳表(たたみおもて:竹皮を編んだもの)やエナメル製のものを指します。
パッと見の形は”雪駄”と似ていますが、
- 表の台と底張りの間に一枚芯がいれてある
- かかとの部分に金具は使われない
- 礼装だと鼻緒の色は白色をもちいる。
などがあり形の違いはそこまで差があるわけではありません。
ただ、礼装の用途なので普段着に着物を楽しみたい方にはあまり必要ないかなと感じます。
雪駄
草履でも使われる畳表の底がわに牛革を縫いつけ、かかとに尻金(しりがね)というプロテクターのようなものがとりつけてある。
草履よりもカジュアルな履物でエナメルやビニール製のものもあり、オシャレな存在なんです!
下駄
木製の板に鼻緒を通すだけのかなりシンプルな作りになっています。
かなりカジュアルなものになりますし、イメージされるような夏の時の装いに使われます。
間違っても礼装の時につかうことはありません!…というかそれはドレスコードを意識していないので問題ありですよね(;’∀’)
下駄にもいくつか種類がありますが、コンクリートの道路のほうが圧倒的に多い現代なら底の低めの”右近下駄”と呼ばれるものが扱いやすいです。
履物の選び方って?
和装における履物の選び方にも大事なポイントがあります。
それは…
- 足にあった適切な大きさ
- 鼻緒のすげ具合
の2点になりますね。
「1はなんとなくわかるけど…2ってどういうこと?」ってなりますよね?
でもその前に!!
“適切な大きさ”ってちゃんと知ってますか?大まかな目安ですが…
Mサイズ→24~26cm
Lサイズ→26.5~27.5cm
LLサイズ→28cm以上
といった具合で、かかとと小指が少しはみでるくらいがちょうどいい大きさと言われています。
“鼻緒のすげ具合”とは、つま先がすっとはいってしまうような緩さでもなく、きつすぎて痛くならないほどよい締め付け感。のことですね。
フィット感がうまくいかないなら専門店で調整してもらうことでよりご自身の足にあってくるので、不要な痛みもなくなりますよ♪
着物にあわすならどれにすればいいの?
今なら”雪駄”で間違いがないでしょう!…というか、礼装でもしない限り出会うのは雪駄のが多いです。
志方も色々なお店に行きましたが、雪駄の在庫が多いですからね。
今はかなりオシャレな柄のものもおおく出回っています。
特に有名なのが“菱屋カレンブロッソ”ですね。
高級品であり、デザインも美しいので着物を着るのに慣れたら…ほしい一足ですね°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
お金に余裕があれば別ですが、いきなりここまで高いのから選ばなくて大丈夫ですから!!
終わりに
和装の履物って洋装の靴と比べると種類が少ないです。
なので足元もさっぱりしやすい印象を受けるかもしれません…しかし、雪駄や草履は見ての通り。
足袋との組み合わせで派手にすることもできますし、ちょいとしたコジャレ感を演出することもできるので靴とは違った楽しみ方ができるので面白いですよ♪
また、ブーツなどの洋装と組み合わせても大正的なレトロ感、アンティーク感がでるのでそれも素敵なよそおいになるので自分の好きなように組み合わせてくださいね。
ではでは。