基礎知識

【男帯の結び方はサルでもできる!】代表的な”貝ノ口”で見てみよう!

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こんにちは 志方です@S_tomokastu

「帯って結ぶの難しそうだなぁ…マジックテープ式のやつ(作り帯)でもいいかな?」

全くもってよくなーーーーーーい!!!!

男帯が難しいなんて
幻想です
空想です
妄想でしかありませんっ!!

帯の結び方なんて簡単に言ってしまえば

  1. 体に巻き付ける
  2. はじを2回片結びする

以上ですっ!!

「は?何言ってるんだ、そんな簡単なわけがないだろう…」
「帯は簡単なんて伝統的なきものを汚すな!」

なんて意見はごみ箱にでもポイッ( `ー´)ノとしておきましょう。

実際ネットで浴衣を購入して
youtubeで帯の結び方をみて
ひとりでできるもん!状態でしたので

百聞は一見にしかずということで…

今回は帯の結び方をみていきましょう。

男帯の結び方”貝ノ口”って?

貝ノ口(かいのくち)は男性着物においてもっともスタンダードな帯の結び方になります。

正直言えばこれができれば他の結び方もできるようになるので、貝ノ口のやり方はしっかり身につけていきましょうね!

冒頭で説明したやり方を詳しくすると…

  1. 帯のはじの片方を40-50cmくらいの長さでたて半分に折る
  2. 2、3周こしに巻きつける
  3. もう片方のはじを①と同じくらいの長さになるように調整する(縦半分にはしない、余った部分は内側におりこむ)
  4. 1回目の片結び
  5. ①で半分にしたほうを折りたたみ、たたんでできた部分に③の帯をいれてしばる(2回目の片結び)

という流れになっています。

…文字にするとわかりづらいですよね!なので画像をまじえつつ説明していきます。

帯のはじの片方を40-50cmくらいの長さで半分に折る

帯のはじを谷折りにします。

谷折り側が上になるように巻き付けていきます。

2,3周こしに巻きつける

帯同士が重なるようにしていきます。

この時ポイントなのが”帯をまく位置”です!

“お腹側が低く、腰の方が高い”ように巻いていきます。

こうすることで着物がずれにくくなるのです!

もう片方のはじを同じ長さくらいに調整する

これが極端に長かったり、あるいは短いと上手くむすべなかったり

結べてもだらしなくみえてしまいます。

1回目の片結び

写真の下半分のところに体がきます。

これが1回目の片結びになりますね。

半分の方を折り、できた隙間に帯をいれてしばる(2回目)

画像のように谷折りしたがわを折り畳みます。

 

 

 

 

 

 

 

折りたたんだところに手前側の帯を持っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

角度を変えてみるとわかりますかね?

 

 

 

 

 

 

 

 

この隙間にいれてしばると完成です!!

なぜ貝ノ口が基本なのか?

「貝ノ口がスタンダードとは言ってたけど…なんで?」

と思われるでしょうが、帯の結び方は1回目のしばるところまでいっしょなんです。

そして”貝ノ口”は浴衣でも着物で使える結び方なんです(※袴をはくときは違う結び方になります。)

一番使われて、なれれば結びやすく、なおかつ他の結びかたもできるようになるので”貝ノ口”は非常に大切な結びかたというわけです!

他にはどんな結び方が?

他にある結び方としては

  • 片ばさみ(浪人結び)
  • 一文字結び
  • 神田結び
  • 駒下駄結び(虚無僧結び)

なんてものがあります。

人とは違う結び方をしたい!という方は調べてみてくださいね♪

終わりに

帯の結び方がむずかしく思うのはきっと女性の着付けが大変なイメージからきているのではないかと思います。

確かに女性のきつけは大変です(以前浴衣ではありますが手伝ったことがあり、その大変さはよーく覚えています…)

し・か・し・!!

男性は説明したとおり非常に簡単で覚えやすいのです。

「帯はむずかしそう…」なんて思わずにやってみましょう!きっと着物へのハードルが非常に下がってきますので♪

ではでは。