着物は素材ごとで特性が大きく変わります。覆う面積が洋服と比べて大きいからですね。
こんにちは 志方です@S_tomokastu
今回はシーズン別の着物の素材の合わせ方についてまとめていきますね。
- 素材ごとの違いをざっと知りたい
- 快適な着物選び方
- 素材ごとの注意点
などを解説していきますね。
この辺りを知っておかないと…
- 夏の時期に厚みのある絹を着る
- 冬の時期に透け感のある夏物の着用
- ポリエステルの使い分け
が、うまくいかなくなってしまいます(^-^;
実際、暑い時期に絹織物は色んな面で合わないですし(厳密に言えば絹にも夏物はありますが、どちらかと言えば冬物が主体なので)、素材ごとに使い分けるのは洋服も一緒ですからね。
実際…僕も夏場にやや厚手の着物で暑くて困ったり、冬場の装いであわあわしたことがあります(^-^;
着物は体全体を覆ってくれるので、通気性や保温性、吸湿性などがポイントになってきますが、、、
最初はわからないことが多いので、素材の特徴などの一覧があればわかりやすいな!と思い今回のまとめ記事を作成しました。
こちらでは簡単な説明と、より詳しく解説しているページと二つ表記していきます。
「ざざっ!と知りたいなら今のページで!」
「もう少しくわしく…なら詳細ページへ!」
着物を始めたい方が気軽に始められますように…
志方 知勝
着物の素材って?
着物につかわれる素材は主に…
- 絹
- 木綿
- ウール
- ポリエステル
- 麻
が主なものになりますね。
木綿やポリエステルは通年通して使えるものが多いです。
ウールや絹は秋口~春先までの3シーズン対応できるものが多いですね。
麻は夏場での活躍がメインとなってきます。
↓でそれぞれの大まかな特徴を書いていきますね♪
絹
着物 = 絹。と思う方もいるぐらいの素材。日本の伝統衣装として製作される時も絹織物がメインになっていきます。
絹織物の特徴はとても多く、秋口~春先までの使い勝手がとてもいいです!
特に保温性、肌ざわりが良く、静電気が起きづらいという利点は乾燥しやすい時期にはピッタリなんです!
詳しくは↓でメリット・デメリット含めて紹介してありますので~
木綿
木綿は洋服でも使われる綿 = コットンのことですね。ただ、洋服で使われるものとは少し肌ざわりなどが違います。
やわらかく、よりふんわりした作りになっています。
木綿の最大の特徴は多彩なデザインと洗えるということです。ほかのものと合わせれば通年通して着用することもできますね♪
メリット・デメリット含めた他の特徴も↓で紹介してありますので~
ウール
洋服でも使われる羊の毛ですね。
着物にした場合もその保温性の良さは変わらずです。また、裏地を使わない作り方なので比較的軽いまま、暖かさがありますよ。
ウールの特徴や不便な点等は↓からどうぞ!
ポリエステル
化学繊維・化繊なども言われる素材で、着物の中では手ごろな値段でサイズも多いです。
特徴は洗えて、軽い着心地が特徴ですね。また、さまざまなシーズンに対応したものをあるので夏場の着物としても重宝されますよ♪
ポリエステルの利点・向かないところは↓の記事を参照してくださいー!
麻
麻は夏の素材で清涼感や通気性に優れていて、夏の暑い時期にピッタリの素材です。
特徴はその独特の肌ざわりやべたつかないことですね。
麻の利点やデメリットなどは↓の記事を見てみてくださいね♪
シーズンごとの合わせ方は?
着物はおおまかに分けて
- 秋冬春
- 夏前、秋前
- めっちゃ暑い(盛夏)
の3パターンで分かれます。
秋冬春
主な素材としては麻以外の素材はすべて着ることができますね!↑でもお伝えしましたが、麻は通気性や清涼感に優れているので寒い時期には向かないからです(;’∀’)
オススメは…ウールと絹になります。
どちらも保温性という点で優れているだけでなく、
- ウールは洗濯もできる点。(表示は確認しましょう)
- 絹は静電気の起きづらさや吸湿性が優れている点
ゆえにオススメできるんです。
特に…冬場は夏よりも汗をかきづらくなるので、絹製品が苦手な水濡れ(汗をかく)が起きにくくなるので使いやすくなりますね!
夏前・秋前
この時期は気温や湿度などで調整しやすい時期でもありますね。
オススメは絹、木綿、ポリエステルですね。ウールや麻は気温や体感温度を考慮して着用すれば、大丈夫です!
また、ウールの中でもサマーウールなら適応できますよ♪
絹製品は汗のかき具合や天候などで選ぶ形になります。
使い勝手としては木綿とポリエステル、サマーウールが楽ですよ。
どちらも”洗える”という特徴ですし、この時期だとある程度の通気性が過ごしやすさに繋がりますからね!
めっちゃ暑い(盛夏)
というわけで、夏は麻やポリエステル製の”絽や紗”の夏向きのものがオススメですね!
麻は独特の肌ざわりや通気性が、”絽や紗”はキッチリとした着こなしのさいに!
また、着物としてきる場合はどうしても着る枚数が増えてしまいます。
それが嫌ならば…着物ではなく浴衣にしたり、あるいは手ぬぐいを半襟に見立てて”着物”っぽくするのも手ですね♪
終わりに
生地によっては向き不向きがどうしてもありますね。
それは着物に限った話ではなく、洋服でもそうですよね!
暑い時期にウールのコート羽織ったりしないですし、寒い時期にタンクトップで街中あるいたりはまずないですからね~。
生地ごとの特徴や違いを知り、着物を楽しみましょう♪
ではでは。