志方知勝のメンズ着物LIFE

【着物を始めるならまずはコレ!】着物(長着)の選び方って?

こんにちは 志方です。(@S-tomokatsu

「着物始めてみたいけど…”着物”ってどういうの選べばいいの?」

なんて声をよく聞きます。

確かに着物始めたくても、なにを選んでいいかわからないですよね…聞きなれない用語も多いですし

“○○織”とか”紬”や”絽”なんて言われてもわかりませんよね?(読み方だってわからないこともありますよ)

呉服店行くと高いの買わされそうだし…なんて心配になる方も多いと思います。

そこで!

今回は着物初心者が選びやすい着物を解説を交えながら紹介していこうと思いますね。

着物のサイズ選び

「そもそも着物のサイズってどう選んだらいいの?」

着物は女性と男性で選ぶ大きさが違ってきます。

特に男性は女性のように“おはしょり”と呼ばれる腰の位置で着物をたくし上げるような状態がいらないので

着物自体が短くて済むんです!

じゃあ、具体的な着物の長さは…

着丈 = 身長-20~25cm

これが目安になってきます。

身長170の方なら、着丈140~145を基準に体格で大きくしたり小さくしたりしていきます!

生地による分類

「生地ってやっぱり高いのを選んだ方がいいのかな?」と思いがちですが、いきなり高価なものから始める必要はないですよ!

今は初心者向けの価格帯から販売されています!

まずおさえておくべき基本的な生地としましては…

の4種類を覚えておけばまずは困らないと思います。

ポリエステルの着物

ポリエステルは着物の中ではかなり安く、着物(長着)だけなら5000円ぐらいでも販売したりしています。

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特徴はやはり値段による手軽さと洗えることによる使い勝手の良さですね。

その為雨などの日でも安心して使えます。

弱点としては天然の繊維と比べると風合いに劣り、静電気が起きやすいというところですね。

木綿の着物

木綿はコットンとも呼ばれ、洋服でもおなじみの生地になりますね。

木綿は使われる糸の太さや織り方によって風合いが変わるのが特徴です。

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※注意点※

としてデニム系の木綿着物以外は値段がやや高く、新品でも安くて24000円~のところが多くなっています。

なので新品よりはリサイクルショップなどで探す方が予算は抑えられますよ。

 

弱点としては水にさらすと縮みやすくシワにもなりやすいということです。

ウールの着物

ウールは秋冬向けの生地で保温性が高いことで有名ですね。

シワにもなりづらく、使い勝手のいい生地です。

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弱点としては秋冬向けなのでやや厚手になりやすいのと重さが出やすいところですね。

正絹の着物

“しょうけん”と読みまして、絹100%の着物になります。

保温性、放湿性、吸水性、紫外線カット…などなどさまざまな点で質の高いものです。

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弱点としましては保管に気を遣うのと家庭で洗えないということですね。

TPOによる分類

着物においてもTPOは存在します。

初めて着物を着たい方が、友人の結婚式にきて行きます!

なんて危険なことはしないと思うので(結婚式だと着物で来るのを嫌う方もいます。特に年配者の方にいるそうです。)

大まかに分けて3つに分類されます。

この中で礼装はある程度型が決まっていて”紋”(もん)と呼ばれるマークが着物ないし羽織についているのが条件になります。

なので…ここでは”普段着”と”オシャレ着(訪問着)”に関して比べていきますね。

普段着

木綿やウールの様な生地を使用したものになっています。

光沢が抑えられているものが”普段着”のジャンルになりますね。普段のお出かけやカフェでゆったりするような所に向いてます!

オシャレ着

紬(つむぎ:生糸(正絹に使われる糸)を引き出せない品質のくず繭のこと)や正絹などの”絹”製品の着物が当てはまるようです。

レストランやパーティーなどに着ていけるキレイ目な装いになりますね。

 

肩肘はらないなら木綿やウールのもので、キッチリした場所なら絹を使ったもので揃えていくとまず間違いないです!

まずは何からそろえたらいい?

人によっては

一生ものだからやはり正絹のものを…!
いやいや、まずはお手軽な木綿でしょ!

なんていろいろ声が聞こえてきそうですが、志方としては…

まずは着てみることが大切だから安いもので!

と考えています。

なのでいきなり正絹はオススメしてません。

汚れたりしてクリーニングに出すのもかなりお金がかかりますし、着るのに気合が必要になるからです。

だからまずはポリエステルから気軽にはじめてみるのがいいですよ!

終わりに

いきなり高価な着物から始めるのは怖さもあると思います。

ただ、ひとつ大事なことは着物をきてみたい!と思った気持ちです!

街を見渡しても着物を着ている男性はなかなか見かけることがないので貴重なんです。

「着物をきるからにはきっちりしないと…!!」なんて窮屈にならずにゆったりした気持ちで始めてみませんか?

ではでは。